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くま川鉄道の列車が、写真左の方にある「おかどめ幸福駅」へ向かっています。(撮影 3月29日)

くま川鉄道は、人吉市の「人吉温泉駅」から球磨郡湯前町の「湯前駅」まで、路線総延長24,8kmのローカル鉄道です。

列車は、球磨盆地の山々に囲まれた、のどかな田園地帯の中を走ります。

※おかどめ幸福駅  日本で唯一「幸福」という名がつくことで有名です。(当社の焼酎蔵からの距離は約1,6km)

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写真は、人吉城跡で、石垣の手前を流れるのは球磨川です。(撮影 3月29日)

鎌倉初期の建久9年(1198年)、源頼朝の命を受け、遠江国相良(とうとうみのくにさがら・現在の静岡県)より人吉荘の地頭として着任した相良長頼が、人吉城の城主となり、以後、相良氏は、幕末まで代々約700年にわたり在城しました。

人吉城は、球磨川と胸川を堀とし、また、山の斜面や崖を城壁とし、自然を巧みに利用して築かれています。

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JR肥薩線の「吉松駅」から「人吉駅」までは、高低差430mの「山線」と呼ばれる区間で、桜島や霧島連山など「日本三大車窓」の絶景を望めます。

写真右のループ線を鹿児島、宮崎方面から下ってきた「しんぺい」が、スイッチバックで、これまで後ろだった車両を先頭にして、「大畑(おこば)駅」へ向かって登ってきています。

駅に着いた後、列車は左の方の線路を「人吉駅」方面へ下っていきます。

「人吉駅」から「八代駅」までは「川線」と呼ばれ、球磨川沿いに深い渓谷を縫うように走ります。

球磨焼酎「松の泉」を飲みながらの、ゆったりとした旅をお楽しみください。

※当社焼酎蔵から大畑駅までの距離は、約18kmです。

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球磨郡水上村の「霊峰 市房山(1721m)」の4合目に鎮座する「市房山神宮」までの山道(約2km)には、

樹齢800~1000年といわれる幹回り6~8m、高さ約40mの市房杉が、20本立ち並んでいます。

山道をゆっくり歩くと、森の木々が放つ「フィトンチッド」という清々しい香りの成分が、心と身体をリラックスさせてくれます。

森林浴の後は、麓の美人の湯で有名な「湯山温泉」でおくつろぎください。

※当社の焼酎蔵から市房山の登山口までの距離は、約20kmです。

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明治の初めまで球磨川には定まった表記はなく、求麻、求磨、球磨の文字が使われていました。

昔、八代海に近い球磨川の川岸に住んでいた人々が、川上から流れてくる麻の葉を見て驚きました。

それは、野生の葉が枯れて流れてきたものではなく、明らかに人の手によって摘み取られた葉であったからです。

それによって人々は、川上に人が住んでいることを知り、麻を求めて尋ね上がったのが「求麻」の文字の由来と伝えられていますが、これと同じ話は、伝説として日本の各地に存在しています。

写真は、球磨川の下流域にある八代市の遥拝堰です。ここから約50km遡ると人吉市に着きます。当社の焼酎蔵は、更に約15km上流の球磨盆地(東西約30km、南北約15km)のほぼ中央、中球磨と呼ばれる地域にあります。

※遥拝堰・・・八代平野の農業用水及び工業用水の取り入れ口として造られた堰です。

 

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