球磨郡山江村の「高寺院(たかてらいん)」は、人吉・球磨地方に現存する最古の古刹で、山号を金剛山と称し、毘沙門天を本尊とする高野山真言宗の寺院です。
相良氏がこの地に入国以前(建久9年、1198年以前)に矢瀬氏によって創建されたと伝えられています。
境内の毘沙門堂には、5体の毘沙門天立像が安置され、その内の2体は、国の重要文化財になっています。
375段の石段を登ると頂上に奥の院があります。
「高寺院」へは、山江村役場から徒歩で約3分です。
※このほど「相良700年が生んだ保守と進取の文化」が「日本遺産」に認定されました。
「高寺院」や「球磨焼酎」も その41件の構成文化財に含まれています。
※日本遺産認定記念「ほとけの里と相良の名宝ー人吉球磨の歴史と美ー」展が、現在、熊本県立美術館で開催中です。(2015年11月29日まで開催)