球磨拳(くまけん)は、球磨・人吉で遊ばれている、じゃんけんのような拳遊びの一種で、特に酒宴にはつきものです。
1(親指)には2(親指と人差し指)が勝つというように相手よりひとつ大きい数字を出した方が勝ちです。
2回続けて負けたらチョク(チョコ)に注がれた球磨焼酎を飲み干さねばなりません。
※ただし0(グー)は5(パー)に勝ちます。
相良藩が江戸詰めの時、中間たちが、声も立てずに指拳をして遊んでいたと伝えられています。
この中間小屋を「北小屋」と云っていたので、球磨券は別名「北小屋拳」と呼ばれていたそうです。