sinkumaken

球磨拳(くまけん)は、球磨・人吉で遊ばれている、じゃんけんのような拳遊びの一種で、特に酒宴にはつきものです。

1(親指)には2(親指と人差し指)が勝つというように相手よりひとつ大きい数字を出した方が勝ちです。

2回続けて負けたらチョク(チョコ)に注がれた球磨焼酎を飲み干さねばなりません。

※ただし0(グー)は5(パー)に勝ちます。

相良藩が江戸詰めの時、中間たちが、声も立てずに指拳をして遊んでいたと伝えられています。

この中間小屋を「北小屋」と云っていたので、球磨券は別名「北小屋拳」と呼ばれていたそうです。

ekimae

写真は、JR人吉駅前の種田山頭火(たねださんとうか 1882~1940)の句碑です。

焼き捨てて日記の灰のこれだけか  山頭火

熊本から行乞(ぎょうこつ)に出る時、全ての日記を焼き捨てた際の心境を人吉(昭和5年9月16日、1930年)で詠んだ有名な句です。

山頭火は出家し行乞をしながら、自由律による句作をした放浪の俳人です。

昭和5年の春には、当社焼酎蔵のある球磨郡あさぎり町の浄土真宗本願寺派寺院「了円寺」の二代目住職で、句友の川津寸鶏頭を訪ねています。

その夜、山頭火は、寸鶏頭と語り合い、「松の泉」をじっくり味わったかもしれません。

寺の入口に句碑があります。

れいろうとして水鳥はつるむ  山頭火

(当社焼酎蔵から了円寺までは、約900m)

※行乞 僧侶が乞食(こつじきを行うこと。托鉢(たくはつ)

 

 

akamatsu

球磨焼酎の伝統製法(常圧蒸留)から生まれた、赤い「松の泉(アカマツ)」720mlが、6本セットになって

価格は、6,600円(税込)。送料は、無料です。

米焼酎を極めた「うまみ」と「コク」が、うまさにこだわる焼酎通をうならせます。

原材料名/ 米(国産)・米麹(国産米) アルコール度数/25度

お申し込みは、このサイトの「通信販売」からお願いいたします。

※代金引換便の場合、代引手数料330円が加算されます。

 

aoiaso

司馬遼太郎氏が「日本でもっとも豊かな隠れ里」と記した人吉・球磨。この地域の人々の信仰を集めた、人吉市

「青井阿蘇神社」の創建は、大同元年(806年)といわれています。

現在の建物は、慶長18年(1612年)相良藩 第20代藩主 相良長毎(ながつね)公により造営されたものです。

全体の構造は鎌倉時代の様式ですが、手法は安土桃山時代の典型的な特徴を持っています。

写真の茅葺きの楼門をはじめ、本殿、廊、幣殿、拝殿等が、2008年、国宝に指定されました。

人吉・球磨の歴史散策の折には、当社、焼酎蔵にもお立ち寄りください。

gara

「ガラ」と「チョク」は、球磨焼酎伝統の酒器です。

「ガラ」に球磨焼酎を入れ、そのまま火にかけ お燗をし、それを、一口分しか入らない小さな器の「チョク」で飲みます。昔、焼酎は、枡(ます)で量って二合五勺(しゃく)が一盃と呼ばれていたので、「ガラ」には丁度「二合五勺」が入るように造られています。

また、球磨・人吉地方では、球磨焼酎を飲み始める時には、先ず最初の一杯は、決してそのまま口にもっていかず、いろりで飲む場合は、いろりのすみに、座敷で飲む場合は、床の間のすみに、野外での酒盛りの場合は、座っている適当な場所に必ず一滴だけ落としてから口にもっていく・・・「先ず土地の神様に捧げてから、そのおすそ分けをいただく」という習慣がありました。

 

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