球磨郡山江村の「高寺院(たかてらいん)」は、人吉・球磨地方に現存する最古の古刹で、山号を金剛山と称し、毘沙門天を本尊とする高野山真言宗の寺院です。
相良氏がこの地に入国以前(建久9年、1198年以前)に矢瀬氏によって創建されたと伝えられています。
境内の毘沙門堂には、5体の毘沙門天立像が安置され、その内の2体は、国の重要文化財になっています。
375段の石段を登ると頂上に奥の院があります。
「高寺院」へは、山江村役場から徒歩で約3分です。
※このほど「相良700年が生んだ保守と進取の文化」が「日本遺産」に認定されました。
「高寺院」や「球磨焼酎」も その41件の構成文化財に含まれています。
※日本遺産認定記念「ほとけの里と相良の名宝ー人吉球磨の歴史と美ー」展が、現在、熊本県立美術館で開催中です。(2015年11月29日まで開催)
写真は、米どころの球磨地方でも、あまり見られなくなった架け干しです。
刈り取った稲を竿に架け2~3週間、天日と風で乾燥すると、
写真は、焼酎蔵に隣接する自社の田んぼです。
6月12日の田植えから約4ヶ月、稲田は、黄金色になりました。
この田んぼの要所に備長炭を埋め、先ず水をつくり米をつくっています。
田んぼの雑草は人の手によって取り、水を霧状に散布し、
※田んぼの向こうの山は「白髪岳(1417m)」です。
桑原家住宅 (国指定重要文化財)は、
球磨・人吉地方に数多く見られた鉤屋(かぎや)型の民家で、建築年代は、江戸時代後期(1815年頃)といわれています。
正面と奥に玄関が2つ設けられていることから、接客用に格式を整えた武家住宅らしい趣がくみとれます。
周囲に後世の増築部があるものの、主体部は当初の部材がよく残っている重要な文化財です。
●所在地 球磨郡錦町一武(いちぶ)
当社の焼酎蔵からは約8kmの距離です。