写真は、焼酎蔵に隣接する自社の田んぼです。
6月12日の田植えから約4ヶ月、稲田は、黄金色になりました。
この田んぼの要所に備長炭を埋め、先ず水をつくり米をつくっています。
田んぼの雑草は人の手によって取り、水を霧状に散布し、
※田んぼの向こうの山は「白髪岳(1417m)」です。
桑原家住宅 (国指定重要文化財)は、
球磨・人吉地方に数多く見られた鉤屋(かぎや)型の民家で、建築年代は、江戸時代後期(1815年頃)といわれています。
正面と奥に玄関が2つ設けられていることから、接客用に格式を整えた武家住宅らしい趣がくみとれます。
周囲に後世の増築部があるものの、主体部は当初の部材がよく残っている重要な文化財です。
●所在地 球磨郡錦町一武(いちぶ)
当社の焼酎蔵からは約8kmの距離です。
球磨川と胸川を天然の濠とした人吉城(人吉市麓町)は、鎌倉時代から明治維新までの約700年間、人吉球磨地域を治めた相良家の居城でした。
写真の、平らな石が外側へ向けて張り出した「武者返し」と呼ばれる石垣は、幕末の改築時に欧州の技術である「はね出し工法」によって築かれました。
この工法は、函館の五稜郭や江戸湾台場など日本で数例見られる
ヨーロッパ式の石垣です。
※このほど「相良700年が生んだ保守と進取の文化」が「日本遺産」に認定されました。
「人吉城跡」や「球磨焼酎」もその41件の 構成文化財に含まれています。
9月に入り、人吉・球磨地方の朝晩は、めっきり涼しくなりました。
秋は、もうすぐそこまで来ているようです。
写真中央の「白髪岳(1417m)」に降った雨は、歳月をかけて花崗岩をくぐり抜け、麓の「谷水薬師」に湧出します。
この名水と源を同じくする水が、当社の地下を流れていて、
「松の泉」の焼酎づくりには、この良質な水を使用しています。